2003~2020年度の川崎医科大学衛生学の記録 ➡ その後はウェブ版「雲心月性」です。

花冷えの春,新たな年度に・・・・


 2009.4.3.

4月になりました。

今年は,3/29~4/1で日本衛生学会があったので,年度初日を学会会場で迎えてしまって,なんだか,乗り遅れたような気分で,気持ちだけ焦っています。

このエッセイは,暫く,更新していなかったのですが,昨年秋以降,いろんなことがありました。「いくつかの場面」でその都度の様子は,写真でアップしていますので,また,そこも見てください。

今年は1月から3月まで,ミャンマーからの海外研修生 Dr. San San Htwe を迎えました。大槻が昔関係していた myeloma の仕事だったのですが,村上先生に直接的な supercvisor をお願いして,無事に10wを経過して,3月28日のタイ航空で関空から帰られました。すでに,無事に到着した由,メールももらいました。サンサン先生は,非常に熱心で,探求力が強く,こちらでも,予定していたmyelomaの特異的遺伝子転座に伴う過剰発現遺伝子のmultiplex RT-PCR法による検出・・・以外にも,血液内科の回診,検査診断学を中心とした骨髄形態カンファレンス,そして,短期大学検査科の永瀬先生にお世話になって蛋白電気泳動・・・・と,本当に積極的に学習されました。また,村上先生も,彼女にとっても,異分野であったにも関わらず,サンサン先生と一緒に,よく動いてくれました。本当に感謝でいっぱいです。

元々は,岡山大学病理学名誉教授の岡田茂先生が,立ちあげられてらっしゃるミャンマーの医療人を育成するNPOの関連して,来日されて,偶々仕事内容から,受け皿とならせていただいたのですが,でも,僕らもサンサン先生のお人柄で,温かい気持ちにさせてもらったので,双方にとってとっても良かった人事交流だったと思います。

本当にありがとう,サンサン先生,お疲れ様でした。ミャンマーの医療事情は十分には理解していないかも知れませんが,僕らのところで身につけたものを使って,少しでも貢献してくだされば,僕らも本望です。よろしくお願いします。


こんな certification も,お渡ししました。





ところで・・・・実は,村上先生も2008年度一杯で,教室から離れられました。村上先生は,元来,畜産系あるいはそれに関連したようなホルモン関連の仕事をされてきていたのですが,う~ん,ちょっとうちの仕事とはやはり分野が違ったみたいな印象でしたね。勿論,ラボ全体のまとめ役だったり,あるいはコンピューターも強かったし,何より英語が堪能であったことは,上記にも記したんですが,ミャンマーからのサンサン先生や中国からのチェン先生との会話でも助かった部分が大きかったです。ありがとうございました。

折角,来てもらって,もっと僕らのやっていることの魅力を伝えることが出来てたら一番良かったのかも知れませんが,まぁ,それは・・・それということで・・・。

次は,少し東進されるって聞いています。村上先生にピタッとあった立ち位置で仕事の内容でっていうのがあることを切に願っています。2年間,本当にありがとうございました。




ということで,1名減の体制で,新年度はスタートしました。日本衛生学会は北里大学の薬学部の白金キャンパスで行われていたのですが,日に日に桜が満開に近づいていっているのを目の当たりにできました。でも,朝夕は,結構冷えて,言葉通りの花冷えでしたね・・・。僕らの教室も,そろそろ,これまでの結果について,花を咲かせて,身を実らせて・・・・がんばっていきましょう!!!